着物地からドレスやスカート、ジャケットに作り直してお召しになりたいとのご希望は最近多くお聞きしますが そのままの生地で形にすると和服か洋服かどちらなんだろうのような おしゃれとかけ離れた形になる場合があります 洋服のポイントを押さえて作る時が大事で、少し工夫がいります。
着物の幅は37c位の幅になっていますので ドレスやスカートでの裾広がりを出す為には マチの接ぎを入れ広がりを出す工夫がいります。
仕上がりの服をイメージしてスカート、ドレスなどを作る時に 着物生地の全長を知ってデザインをします。(要尺内におさまるか)を知る事が大事です。
和服の生地を使用しても、仕上がりは洋服にしたい場合は洋服の顔にしなければなりません。
先ずスカートですと 洋服のイメージのスカートの広がりが必要です。
その部分をどのように、どこから増やすかを考えます。
マチとしての接ぎ部分が必要なので生地巾を半巾にカットしてマチ部分との巾を統一にして切り替え線で接ぎ合わせにしました。
三角マチとして使用すれば自然にスカートの裾広がりが出てきます。
服地は元々広巾になっていますので気になりませんが 着物地は狭いのでその狭い巾をそのまま使用しなくて、もデザイン線としてまだ狭い半巾使用として作り変えても良いと思います。
着物地を使用する時のポイントは仕上がりが 和服の顔にするのか 洋服の顔にするのか を注意すれば素敵なものが出来上がります。
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