お母様のウェデイングドレスドレスをお嬢様のドレスにリメイクしました。
お母様が当時お召しになったドレスをそのまま お召しになっていただきました。
「サイズや着心地は全く問題がないのでこのままで着ると結婚式当日 母も喜ぶと思い着てもいいかな と思っていますが?」
「もちろん喜ばれますが もう一つ感動的な演出をなさったらいかがでしょうか?」
という事で 本体のドレスのイメージを残しつつリメイクをする事になりました。
30年位前はウエディングドレスはほぼレンタルが多くて ご自分の希望するドレスをオーダーでお作りになる方は珍し状態でした。
レース使いで襟やフリル有りの可愛らしさはお母様のご希望だったのでしょうね。 お写真を拝見しましたがとてもお似合いでした。
ウエデイングドレスのリメイクのポイントは
ウエディングドレスのリメイクは 母から娘 叔母から姪 姉から妹 と身内の中で移動していることが多く
年数も重ね一家族、一族の短めな歴史を思い起こす機会でもあります。
一着のドレスから数十年前の思い出話があちこちから出て賑やかに会場全体が大変ハッピーで和やかなムードになります。
前のドレスのイメージを残す事がリメイクのポイントになります。
生地が中心になりますが 何かを外したり、何かをプラスしたりと次に着る人のイメージに添って直す必要があります。
現状のウエディングドレスは ベアトップ(肩なし)ドレスが8割を占める中で
この様な総レースで袖あるドレスは清楚で品がありますね。
リメイクは 襟、フリルを外し 衿ぐりはUネックにすっきりしました。
袖のパフ部分を取り タイトな七分袖に変更しています。
ボリョームのあるドレスの裾部分をシンプルなストレートにして、その部分のレースを身頃脇に重ね接ぎにしました。
「会場のお客様の間を楽に動きまわれるドレスにしたい」 のご希望で軽いドレスにリメイクしました。
当日のお写真が送られてきました。
当日のお母様とお嬢様 当日の結婚式までお母様にも彼(ご主人様)にもドレスのリメイクは内緒で サプライズがお母様へのプレゼントだったようです。 それはそれは、大変喜ばれたそうです。
いつまでもお幸せにお過ごしくださいませ。
ご協力させて頂き感謝、感謝です。ありがとうございました。