フォーマルウェアー(正装)にはドレスとの共生地の靴が正装になります

フォーマルウェアーの正装にはいくつかの決まりごとがあります。その一つは靴です。

正装時の靴はドレスとの共生地で作った靴が正装となります。
ドレスの文化が日本に入った頃は一部の貴族社会の特権だったので、ヨーロッパ文化が忠実に再現されており、現在、博物館などで観られるサテンの靴が支流でした。

衣装や生活スタイルが一般化されると、それなりに都合よく見栄えのするように少しづつ変化して、靴までアドバイスをする人がいなくなっています。
フォーマルスタイルをきちんとした形で継続されているのは、皇室の関係者の方々です。この方々をお手本にされれば間違いはありません。

そこで美露土でもドレスとの共靴を提案しています。(…残念ながら商品化までは、まだ時間がかかります)
ドレスの裾からのぞく靴が共生地の場合は、何の違和感もなくとても素敵に見えます。

ステージでの演奏をされる方々は、頭の先から足元まで隈なく観られていますので、共靴だと客席から静かな歓声と感嘆のため息がもれます。「そこまで気配りをするのか!」や「なかなか憎いねぇ」という感情を引き出すのでしょう。

今までドレスをオーダーされた方には共生地の靴のお薦めしましたが、演奏者の方々は通常の歩き方とは違った所に力が入り、履き慣れていない状態だと安心して演奏できないので、慣れた靴の方が演奏に集中できて良いとの感想の方々が多く、提案までは控えていました。
今後、共生地のオーダーの靴を改良をしながら、他にも素敵だと思う事を色々と提案し、商品化したいと思っています。

ドレスと共生地との靴です。 やっぱり素敵ですよね。

オーダードレスだからこそ 共生地の靴が作れます。

声楽やオペラ用のドレスは、華やかで見栄えのあるものが良いですね

華やかで見栄えの大きな花柄ドレス、声楽の方にいかがでしょうか?

ブルーの薔薇柄ジョーゼットドレス、柄が大きくステージに良く映えるようにと、このような製作してみました。

ソフトで軽くシワにならない薄地のジョーゼット素材のドレスは、会場などへの持ち運びも便利でシワを気にせず、着用時に安心感があります。
大変軽いドレスになっていますので、ベアトップのこのようなデザインもずれる心配もなくお召しになれます。
ドレスのスカート部分には、たっぷり生地を入れていますので、ボリュームの必要な時は別パニエをお召しいただくと広がりが出ます。

声楽用(オペラ)ドレスの場合は、立ち姿や全体の印象が大事になります。

大きなドレスは見栄えはしますが、持ち運びも大変ですよね。このドレスは、薄くて軽く簡単に持ち運びが出来ます。
また、大きく見えてステージ映へするので、このような大柄プリント素材のジョーゼットも良いアイデアですね。
是非お試しくださいませ。

【注意】プリント素材は、現在なかなか入手が難しい素材になっています。

ウエディングドレス 妹さまからお姉さまへリメイクしました

オーダーのウエディングドレスは一度きりの記念のドレスですが、姉妹や従姉妹に似たお年頃の方がいらっしゃると、このようなドレスのリメイクもできます。

妹さまが先にご結婚され、オーダーのウエディングドレスのご注文がありました。

オフ白のシルクシャンタン地のドレスに衿ぐりに共生地のコサージュをいっぱい付けました。
妹さまは、お花がいっぱい付いたドレスがお好みのようです。
翌年にはお姉さまの結婚式であり、妹さまのドレスをリメイクをしました。

お姉さまのお好みはやはり大人っぽく、ベアトップの身頃にしイメージを大幅に変えました。

スカートの広がりはそのままですが、サイズは少しタイトでウエスト部分に切り替えを入れて身頃をフィトするように表現しています。
また、レースとビーズ刺繍で華やかさを出しています。

前のドレスのコサージュが残っていましたので、ウエディングブーケバックを2個作りました。
妹さまには「これが私の記念ドレスの名残」と大変喜んで頂き、披露宴会場にアクセサリーとしてお持ちになりました。

ドレス製作の途中には必ず仮縫いを入れています。遠方の方でも同じように仮縫いを入れています。

ドレス製作の途中には必ず仮縫いを入れています。
「では、遠方などに居る場合はどのような仮縫いになるのでしょうか?」とご質問をいただきました。

 

ジュニアドレスも大人用のドレスも、ドレスの製作には先ずサイズを頂きます。
このサイズですが、通常の既製品の場合は、7号・9号・11号といったサイズで購入します。ですがオーダーのドレス、特に演奏用ドレスは、こういうサイズだけではドレスはお作りできません。

同じ9号サイズでも、胸の高い人、身幅の厚い人など体型がそれぞれで異なります。バスト・ウエスト・ヒップなど均等に9サイズ・11サイズという方は半数くらいのものです。
その上、演奏用ドレスになると、それぞれの楽器に向う演奏スタイルがあり、長い間の演奏スタイルがそれぞれのお客様の演奏のクセとなって現れます。(この演奏のクセは素晴らしい個性です!)

演奏用のドレスは、「演奏中が一番きれいに見えるドレスであって欲しい」と作り手としても願っています。

 

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ドレスには静と動の二つの大きな区分けがあります

ドレスには二つの大きな区分けがあります。
およばれ着として出席するパーティー着(静のドレス)と、パーティーや演奏会を提供する時に着用するおもてなしのドレス(動のドレス)があり、目的の違いが存在します。

およばれ用ドレス(静のドレス)

ご招待を受けパーティーに参加する時の着用着。一般にフォーマルウェアーと呼び慶事に着用します。結婚式など招待を受けた側、招待をする側と共にウエディングドレスも含みます。

 

活動用ドレス(動のドレス)

ホステスとして会場のお世話や演奏を提供する演奏時に着用するドレス。見た目の華やかさと共に動き安さが求められます。

 

静と動のドレスをもう少し詳しくご説明します。

結婚式の披露宴会場やお祝い事のパーティーの衣装は、静のドレスになります。立食パーティーでも着座のパーティーでも動きがあまりなく、華やかでご自分らしいドレス着用がより華やかに会場を彩ります。露出の多いドレスもパーティーの雰囲気に合えば、OKとされる場合もあります。華やぎを第一に考慮した物が静のドレスになります。

動のドレスとは、およばれ着とは全く違う仕事着としてのドレスです。一言で言えば「ドレスを着用して仕事をする」という事になります。演奏家の方々も演奏する時は、コンサートや発表会と言う仕事になります。

 

動のドレスを代表する物として、演奏会・発表会のドレスがあります。ドレス美露土が心掛けている演奏用・発表会用ドレスは、軽く動きやすい事を第一に考えています。

演奏中は大いに動きます。時には一時間以上の長帳場の時もあり、演奏者にとってはドレスの軽さは大変重要になります。素材選び・デザイン・仕立て方でドレスの軽さは大いに違ってきます。

1. 素材選び

ドレスですので華やかな素材は必要になります。
サテン・ジョーゼット・シフォン・オーガンジー・チュール・レース、そして加工を加えた素材などが多く市場に出ています。

素材が柔らか過ぎると、ピアノやハープのペタルに裾がからみ付く場合もあります。先ず重い素材は避けて、軽い素材を一番にお考え下さい。演目に合った色も大事になります。

2. デザイン

動のあるドレスなので、演奏がしやすいシルエットが良いですね。

  • Aライン(プリンセスライン)
    典型的なタテに切り替えがあり、裾広がりになっているタイプ。
  • 切り替えライン
    ウエスト位置で切り替え(ハイウエスト・ジャストウエスト・ローウエウスト)タイプ。
  • 2ウェイ
    ブラウスとスカート部分に別れ組み合わせができるタイプ。

デザインの種類は多くありますが、ご自身の演奏に支障の無いものをお選び下さい。

切り替え位置には、内側に縫いしろが多く寄っていますので、演奏者にしか分からない不都合を感じる場合もあります。ご注意下さい。スリップドレスのひもは、演奏中の動きの中で肩から外れる場合もあります。ひもの位置がピッタリしているか、体型とのバランスが合っているかという事が大事になりますので注意が必要です。

3. 首から胸辺り

ドレスで一番目に付く所は首から胸辺りで、観客の視線も一番集まります。この辺りがピッタリと身体にフィットしていると、とても素敵に見えます。

ポイントは、胸周りがきつ過ぎず、ゆる過ぎない事で、バストの大小にかかわらず、体型に合った胸周りになっているかどうかです。アンダーバストがピッタリでもトップバストがゆるいと、バスケットのような物入れに見え、ご本人が落ち着かないですし、そうなると観客もなんだかソワソワしてしまいます。

デザインにかかわらず、胸周りをピッタリあわせたドレスは、安心感もあり自然に優雅な行動になります。胸周りをピッタリあわせる事は、静のドレスも動のドレスも同じです。

4. 楽器の演奏がスムーズに行なえる事

演奏用のドレスは、各楽器の演奏がスムーズに行なえる事が大事です。ピアノ演奏やヴァイオリン演奏では動きやゆるみ加減も異なりますので、演奏中の姿勢を知る事も大事になります。

5. 洗濯できる素材

演奏中は大変な汗をかきますので、表地・裏地とも洗濯しやすい素材が良く、自分で洗濯出来る事が理想です。

軽さ・丈夫さ・発汗性・色のきれいさ・自宅洗濯可能などを含んでいる素材は、ポリエステル系が一番と考えています。天然繊維、特にシルクが重宝がられますが、演奏会用のドレスでは後始末が大変な事になり、お薦めしていません。
*シルク素材は静のパーティードレスに重宝します。

ドレス作りにはこのような用途の区分けをして製作に入っています。