ボリュームを増すアンダーとしてのパニエ(ペチコート)は下着として扱います

ドレスのパニエ(ペチコート)は、ドレスを華やかに大きく見せる為には欠かせない脇役ですね。

大きめのドレスはステージが華やかになり、観客も一気に高揚し嬉しくなりますね。
オーケストラの人数や演目によってステージの大小があり、ソリストとして出演される演奏家の方々のドレスもその雰囲気に合うようなドレスの選択が必要になります。演奏楽器やスタイルによって大きめのドレスをご指定されるのは、オペラ・ピアノ・ヴァイオリンなどのソリスト演奏者の場合が多いですね。

大きくドレスを見せようとする仕立て方には、ドレスの下にパニエ(ペチコート)を付ける方法があります。

◎取り付けパニエ

ドレスの内側にパニエを取り付けてしまう方法
【特徴】ドレスと同じ動きになりからだを締めない。大きなドレスで持ち運びに不便。洗濯も大変。

◎別パニエ

別仕立てなので、色々なドレスに着用可能
【特徴】下着的でドレスとは別の動きになる。別のドレスにも合わせられる。持ち運びが楽。洗濯もドレスのみで簡単に扱える。

 

パニエの働きは裏方で、表のドレスの形をより良くきれいに表現する為のものです。

ボリュームはパニエで表現する事が大事です。
パニエは、チュールやオーガンジーの軽くて張りのある素材で作ります。本体のドレスでボリュームを出そうとする場合は、生地の要尺と共に大変重いドレスになり、演奏しづらくなります。

 

パニエはドレスの下着とお考え頂く方が良いと思います。

◎仕立て方

ドレスのスカート丈より、8cm〜10cm位控え目に調節します。ボリュームは表のドレスの広がりに添うよなボリューム量がきれいです。
ボリュームが多すぎると、まん丸と膨らんだ風船のようになりドレスの優雅さを失います。

一番きれいなドレス姿は、ボリュームが多くても少なくても、その着用者の立ち姿の床面までのドレス丈がいちば見た目にきれいな状態です。
パニエ丈は、8cm〜10cm位の控え目にと言いましたが、控えすぎるとドレスの裾がしぼんでしまうので、ご注意下さい。

別パニエも取り付けパニエも同じ方法で仕立てます。

 

◎ドレス着用の演奏者のきれいな歩き方

ドレスを持ち上げないで堂々とステージ上をお歩き下さい。ステップの時は少し持ち上げます。ドレス丈が丁度に仕上がっていれば、持ち上げなくても良いのです。
ドレスを持ち上げて歩きますと、パニエはドレスの素材と違った素材で作っていますので、下のパニエがのぞいて見えてしまいます。演奏が終わりオーケストラと観客とのご挨拶で体をターンした時に、ドレスがふんわりと舞い上がる時に見えるパニエと違って、ドレスを持ち上げた時に見えるパニエは、決して見栄えの良いものではありません。

演奏を聴いて頂くためですから、花嫁さんのブライダルドレスとは違い、可愛い仕草はいりません。
ドレスと同じように、パニエへの気配りはお客様により良い好印象を与えます。

ベージュ色パニエ
白以外のドレスに合わせやすい色のパニエです

黒色パニエ
黒系統のドレスに違和感なく合わせやすいパニエです

ドレス美露土では、演奏会用のパニエも用意しております。
ボリューム・色などの別途注文も可能です。ご注文を頂いてからからの製作になります。
大人用パニエ、ジュニア用パニエ(中学、高校生)向けのオーダーを受けております。

お気軽にご連絡をお待ちくださいませ。

TEL:076-278-7007 ドレス美露土(ビロード) 担当 湯谷

ウエディングドレスの装飾のリボンは、好みを重視しながらデザインとバランスに合ったものを

ウエディングドレスのリボンや装飾品は、ほぼ仕上がったドレスとのバランスを見ながら決めていきます。

スタイル画の全体イメージで形は決めてはいますが、仮縫いなどで本体のドレススタイルが変化する経過で、装飾品も変化しないとバランスが取れません。
イメージのデザイン画でOKが出てから、トワール(シーチング仮縫い)を行いますが、顔立ちや身長・肩幅全体のバランスから、全く違ったイメージのドレスに変更する事もあります。

演奏用ドレスと違ってウエディングドレスの場合は、装飾品なども多く、お客様には長い間想い描いたイメージを強くお持ちの方も多くいらっしゃいます。

肌にピタッと添うドレス(仮縫い用ドレスですが)をお召しになって初めて、ご自分の似合うシルエットをご確認いただく状態になります。(もちろん試着ドレスは何点もお召しいただいてからになりますが、試着ドレスはお客様お一人お一人のサイズではありませんので、だいたいのイメージは掴む程度です)

仮縫い状態で、お客様のお似合になる一番綺麗なシルエットを見つけ、ご提案させていただいています。大幅に変更する場合や 生地変更になる場合も有りますので、装飾品などの手配や準備は、この仮縫い後から順に用意をして行きます。

 

一例として リボン作りを紹介いたします。

バックリボンは、ドレスの付ける位置によってサイズやデザインが全く違ってきます。

  1. 大きく背の開いた真下に付ける
  2. ウエスト位置に付ける
  3. ローウエストの長いトレーンに合わせて付ける

・・・など、色々あります。

本仮縫い時(実物生地、シルエットも決まった状態)では、ほぼドレスのシルエットも決まりますので、この時点で装飾品も仮縫い状態にします。

リボンの作り方は、羽部分と足部分を別々に作ります。
ドレスに合わせたサイズと広がり、動きが必要で確認をしながら作ります。

リボンの足部分は大変重要になります。
ドレスとのバランスは足の角度で決まり、また動きの良さもリボンの足の形で決まってしまいます。

ほぼリボンのバランスが決まったら、中心を巻く棒で締めます。
棒の巾や長さによりイメージが違いますので、本仮縫いで確認をします。

ほぼリボンの形が出来あがっていますが完成品ではありません。
本仮縫いの時にドレスとの付け位置・大きさ・動きを確認して、お客様の好みを反映し、プラスの装飾を加えたりもします。

上写真はリボンの装飾のみの説明ですが、ドレス全体の装飾品はドレスの仕上がりと同時に作って行きます。
リボンのイメージがコサージュになったり、全く別の装飾になったりなど、オーダードレスの製作工程は変化しながら、より良い物になるようにお客様と一緒にお作りしています。