ドレスの裾始末 「素材により変わるのを…」 その2

前回の記事で「ドレスの生地や生地の重なりを見せて下さい」とご質問を頂きましたので、写真の追加してご説明いたします。

身頃はベージュ色のサテン地にアイボリー色のレースを重ね、一体にして仕上げています。
ウエスト部分のスカラップレースは後で手付けです。

後ろ姿の全体シルエットです。後ろ衿ぐりは大きく開けています。

スカート一番上のオーガンジーは、ゴールドが織り込まれているオーガンジーです。

下のオーガンジーは薄色ピンクで2枚合わせになっています。

スカート上生地を上げた様子

生地三枚を重ねた色合いです

微妙な色の重なりは上品で趣のある色が表現でき、大人の雰囲気のドレスになります。
スカート部分は総て離れるように仕立てていますので、お召し頂き、風の流れで動いた時に大変きれいなシルエットと微妙な色の変化をお楽しみいただけます。
軽さを演出したい場合は、下にオフホワイトを入れると良いでしょう。

演奏する曲のイメージやロケーションにより、色調子も微妙に違います。
ドレスは見える部分が大変大きいので、シルエットと共に色合いにも気配りをいただけたら嬉しいです。

ドレス美露土では、多くの色・素材を常にストックをしていますので、お好みの色を演出できます。
「色からこだわる」、オーダードレスならではの醍醐味をお試し下さい。

 

ドレスの裾始末 素材により変わるのをご存知ですか?

優雅なロングドレス、
着る機会に恵まれると本当に嬉しいものですね。

制作者からのアドバイスとポイントをお知らせいたしましょう。
特殊なもの以外は、大体2種類が主な仕上げ方法です。

◎三巻仕上げ
薄地(オーガンジー ジョーゼット 薄地サテン)などの場合

ドレス丈をお召しになる方の丈にピッタリ合わせ、4〜5ミリの巾で三巻にして仕上げます。波を打つような優雅な線が出て ふんわりした仕上がりになります。

写真のドレスはオーガンジーを3枚重ねたドレスです。三巻は裾にカーブが出ます。

ドレス着用の裾の様子

裾三巻仕上げの様子
オーガンジーの微妙な色違いが上品な仕上がりになります

◎裾ヘム仕上げ
タフタ・サテン・シャンタン・ベルベットなどの場合

裾に4〜5センチの折上げをし、生地の重みによりドレス全体がふわふわしない雰囲気のドレスになります。いつもドレスのラインがきれいに保つ状態になり、素材のしっかりした時の裾始末になります。後にドレス丈を出す事が出来ます。

写真のドレスは薄地シャンタン生地使用です。演奏には最適な素材と質感があります。

ドレス着用の裾の様子です。
ヘム始末によりドレスの裾がきれいに保てます。

ヘム(裾折)始末
ロックミシンを入れ靴先で糸を引かないように捨てミシンを入れています。スカートの様なパイピング始末は動きが硬くなるので入れません。

以上の様な裾始末で素材に合ったドレスを制作しています。

【注意】成長期のジュニアの方々には特に裾丈が大変重要になりますので、その都度デザイン素材選びから慎重にご相談を受けております。いつでもご相談くださいませ。

発表会・演奏会のドレスを自宅で洗濯する際の注意点 〜その2〜

ドレスなどデリケートな物を自宅で洗濯する時は、生地の特質を良く見て下さいね。

ドレスによっては素材の違う物を重ね合わせている場合も多く、洗濯表示マークを良く確かめてから作業にお入り下さい。

写真はシンプルな大人のドレスですが、素材の違ったオーバースカートを重ね合わせています。

 

写真の様にオーバースカートが離れていれば良いのですが、しっかりと異なった生地が合わさっている場合は、注意が必要です。
生地の質が違うと、水分を含んだ際に上下の生地の伸び縮みが違って、たぶる場合があります。ポリエステル同士でも織りの打ち込みにより違いが出ます。

 

内側の裏地にも注意が必要です。
見返しと裏地との接ぎ位置、中止めがしっかりなっているか等を確認をする必要があります。ポリエステル100%表示が一番安心です。

ご自分の大切なドレスです。不安な時はクリーニング店にお持ち込み下さい。
ご自分で挑戦される方は、目立たない部分でのパッチテストを必ずお願いします。

 

発表会・演奏会のドレスを自宅で洗濯する際の注意点

演奏会などの出演の多い方や海外での演奏会に出演される方にとっては、できればご自宅やご自身でドレスを洗濯したいものだと思います。

そこで【注意点】をお知らせいたします。
*ポリエステル系のドレスですと一番安心です。

  • ドレスは付け置き洗いです(洗濯機は使用しない)
    生地が幾重にも重なっているので。
  • 大きなドレスはバスタブを使用します。
    ドレスが浸る位のぬるま湯にホームクリーニング用洗剤をセーター2枚分位いれます。20分くらい浸け(色落ちの危険のある場合は、全部浸けないで パッチテストをする)
  • 上から軽く押す程度で、こすらない様にする。
  • その後、すすぎ洗いをこまめに繰り返す。
  • 水きり
    荒水はタブのへりにドレスを掛け 少し置きます。
  • 次にバスタオル2枚でくるみ、水気をとります。
  • デリケートな素材・デザインはそのまま陰干しします。
    生地が中肉地や厚地オーガンジーの場合は、大きめのネットに入れ、30秒〜1分位脱水をかけ、終わったらすぐ出して陰干しをします。
  • 干す時の注意
    ドレスは肩が命なので、スリップヒモや細い肩をそのままハンガーにかけないで下さい。ドレスの内脇に長いヒモが付いている物は、そのヒモをハンガーにぐるぐる巻き、肩を浮かせる様に干します。
    脇ヒモがない場合は、洗濯ピンにヒモを付けハンガーからそのヒモつき洗濯ピンを下げ、ドレスの内側のウエスト部分をつまみ 干します。
  • 少し湿り気のある状態でアイロンかけをします。
    カラカラに干した場合、洗濯シワが取れない場合があります。
  • 自宅での洗濯は、天候がよく風のある時がお薦めです。

他の素材でも自宅洗濯が出来るものはあります。
★色落ち・縮みの恐れがありますので、目立たない部分でのパッチテストは必ず行って下さい。

装飾品の付いたドレスはプロ(クリーニング店)にお出し下さい。

 

遠方からのドレスの注文はどのようにすれば良いのですか?

  • 遠方からどうして 注文できますか?
  • サイズはどのように測れば良いのですか?
  • 生地の風合いや別生地の確認はできますか?

春の発表会や演奏会、そして一番頑張る音楽のコンクール、その際にお召しになる演奏用のドレス、特にジュニア(中学・高校生)の方々のドレスは、なかなか見つけにくいものです。
有名デパートでもターゲットの少ないアイテムを揃えている所は少ないように思えます。

ドレス美露土ではホームページからのドレス作りを強化しています。
ドレス美露土のシステムをご説明いたしましょう。

一番商品の少ないジュニアドレス(中学・高校生用)ですが、このホームページ上に載せているドレスは、総て美露土のオリジナル商品なので、サンプルとしてご提供出来ます。

  • お好みのドレスをご指定頂ければ、お客様のご自宅にお送りし、お家でご試着いただけます。
    そのドレスをお召しのままで、ピアノ・ヴァイオリン・ハープ演奏など、ゆっくり時間をかけドレスの具合などをお確かめいただきます。
  • 身頃のきつさ・ゆるさ、スカートの広がり・スカートの長さなど、そして演奏中の腕の動き・背中の動き、また前の開き具合などをご確認してご連絡いただきます。
    その際に、その時の様子とお好みのデザインなどをお聞きし、ご返品頂いたドレスからサイズを取って、こちらで十分把握しご注文頂いたドレスの制作に入ります。
  • お客様のドレスを本仮縫いの状態まで仕上げ、再びご試着の為お客様にお送りいたします。
  • もう一度ご試着頂き、演奏中の不都合などをお聞きして、ドレスをお返し頂いた後、仕上げに入ります。
【ご注意】演奏用のドレスは通常のお洋服と違い、演奏中に一番安心して臨めるドレスでなければなりません。特にコンクールの際は勝負のドレスになります。
お嬢様方が最良状態で演奏会・発表会・コンクールに臨めるドレスをお薦めくださいませ。

以上の様な事を大事と思い、ドレス美露土は演奏者の方々の立場からドレス作りをしております。