着物地からのリメイクドレス 仕上がりました

演奏用ドレスとしてご注文頂いたドレス(着物地からのリメイクドレス)が仕上がりました。

前 ドレスの様子

後ろ ドレスの様子

切り替えラインにビーズスパンコール装飾をプラス。
ステージに映える様に華やかさを出しています。

着物地のイメージをまったく感じさせないようなドレスに変身できました。

着物地からのリメイクドレス 本仮縫い準備ができました

着物地にはグリーンゴールドのシャンブレーオーガンジーを重ねています。

オーガンジーを重ね、和の着物地が洋服地に変化をさせてドレスにします。

胸・衿は同色の楊柳ジョーゼットを使用しています。色合わせの為、2色を重ねてこの色を出しています。

着物地から洋服にする場合、
ポイントは「生地を先に洋服生地に変える」事です。

着物地からのリメイクドレス

夏休みに向かって、演奏会・発表会のシーズンになってきました。
先生クラスの演奏者の方々にお薦めしているのが、着物地からのリメイクドレスです。

美露土がポリシーを持って「着物地からのリメイクドレス」をお薦めします。
若い方々のドレス素材は市場にたくさんありますが、音楽教室や学院を経営されている先生クラスになると、なかなか演奏用ドレスに合う素材が難しく、ようやく探し当てても今回の演奏の選曲にあわなかったりと、困難が困難を呼び大事な練習の他にエネルギーを要します。

そこでお薦めしているのが、「着物地からのリメイクドレス」です。

着物は身近で、年齢に添った色・柄・素材が豊富です。これこそ先生クラスの方々に最適です。

◎新しい反物はどうですか?

演奏する目的であれば、新しい反物はお薦めしません。
なぜなら、演奏用ドレスは機能性が一番必要です。一度着物になっていた物は時間と共に柔らかくなり、非常に体に馴染むようになっています。お召しになった物ほど柔らかくなっています。

◎着物柄は特徴がありドレスに向かないのでは?

確かに着物としての柄行になっていますので、ドレスの洋物には違和感があるものも多く有ります。
着物地のドレスが一般に素敵に見えないのは、着物を全部使用して一着のドレスにしようとするから無理が生じ、着物の品を落としてバタくさくなってしまっているからです。

和物を洋物に変える時は、素材自体も洋物に変化しなければなりません。

◎どのように洋物に変化するのですか?

着物の柄を中心にデザインを起こしますが(着物生地を全部使用する場合と使用しない場合があります)、着物地に必ず洋物生地をプラスします。
オーガンジー・ジョーゼット・シフォンなど、着物地に馴染む素材を取り入れ、洋服地に変える事から始めなければドレスに近づく事は出来ません。

素材を変える一工程が最大のポイントになります。

 

このブログで、着物からドレスへのリメイクを日を追ってご紹介いたします。

お母様から譲り受けられた小紋の着物です

湯のしをして元の反物につなげています

つなぎの反物をはずし、ドレスに合うように柄を配置して重ねる色も検討します。

反物を解体しドレスの柄置き検討します

着物地方洋服地に変える為、オーガンジーを重ねます

衿・胸部分を服地であわせる事によって、よりドレスの雰囲気が出ます。

〜2色の調子を確認しています〜

モスグリーンのジョーゼットの色あわせです

モスグリーンより、やや明めの色合わせです

色・素材が決まって、ドレスの仮縫い状態の準備に入ります。

 〜次の記事に続きます〜

加賀友禅の振袖 ドレスになりませんか?

昭和初期にお作りになった加賀友禅の振袖
「親子二代で十分着たので、何かドレスにでもなりませんか?」とご相談を受けました。

持ち込まれた振り袖のなんと立派な事!

八掛けや袖の振り部分までも表と同じ模様が描かれ、丁寧な職人技に感動です。
現在、ここまでの柄置きはめったに見られなくなりました。

振袖の前姿の様子です。
刺繍飾りは所々糸がほつれていますが、柄行きの見事さに感動です。

着物は後ろ姿にこそ表情があると言われます。なるほどと納得する作品です。
こんなに多くの柄行の中に、五つ紋がしっかり描かれ、振袖の中でも一番格式のある着物である証です。

品格を落とさぬようなリメイクドレス、十分策を練ります。

 

ドレス着用は素敵に簡単にお召し下さい

演奏会や発表会、またはパーティーなどでドレスをお召しになる時、意外にドレス着用に手こずっていらっしゃる光景を拝見します。

今回は、簡単に、しかも素敵にお召しになれるポイントをお知らせいたします。
まず、ドレスは着るのではなく、穿く(はく)のです。

着用するドレスを用意します

今回は別パニエを着用す事にします

先にパニエにドレスをスッポリかぶせます。この時パニエのボリュームが片寄っていないか確認。

ドレスとパニエのウエスト部分をしっかり両手で持つ。

両脇部分を持ちながら足をドレスの中に入れます。ドレスを穿いたら、パニエのウエストホックを止めます。

ワンピースを着るようにすんなり着用できます。

メイクやヘアーがすでに出来上がっているので、パニエなしの場合も短めドレスも、ドレスはこのように着用して頂いた方が良いのです。

花嫁さんのドレスの場合も同じですが、介添えさんが多いので、困ることなくすんなりドレスは着用されています。
しかし、演奏会などでご自分で着用される時は、このようにドレスをお穿き下さい。

写真はベージュドレスにベージュパニエです。(少々醜くごめんなさい)
ドレスと同系色パニエは最高におしゃれです。パニエは色のご注文からお受けできます。お気軽にお問い合わせ下さい。