ドレスには静と動の二つの大きな区分けがあります

ドレスには二つの大きな区分けがあります。
およばれ着として出席するパーティー着(静のドレス)と、パーティーや演奏会を提供する時に着用するおもてなしのドレス(動のドレス)があり、目的の違いが存在します。

およばれ用ドレス(静のドレス)

ご招待を受けパーティーに参加する時の着用着。一般にフォーマルウェアーと呼び慶事に着用します。結婚式など招待を受けた側、招待をする側と共にウエディングドレスも含みます。

 

活動用ドレス(動のドレス)

ホステスとして会場のお世話や演奏を提供する演奏時に着用するドレス。見た目の華やかさと共に動き安さが求められます。

 

静と動のドレスをもう少し詳しくご説明します。

結婚式の披露宴会場やお祝い事のパーティーの衣装は、静のドレスになります。立食パーティーでも着座のパーティーでも動きがあまりなく、華やかでご自分らしいドレス着用がより華やかに会場を彩ります。露出の多いドレスもパーティーの雰囲気に合えば、OKとされる場合もあります。華やぎを第一に考慮した物が静のドレスになります。

動のドレスとは、およばれ着とは全く違う仕事着としてのドレスです。一言で言えば「ドレスを着用して仕事をする」という事になります。演奏家の方々も演奏する時は、コンサートや発表会と言う仕事になります。

 

動のドレスを代表する物として、演奏会・発表会のドレスがあります。ドレス美露土が心掛けている演奏用・発表会用ドレスは、軽く動きやすい事を第一に考えています。

演奏中は大いに動きます。時には一時間以上の長帳場の時もあり、演奏者にとってはドレスの軽さは大変重要になります。素材選び・デザイン・仕立て方でドレスの軽さは大いに違ってきます。

1. 素材選び

ドレスですので華やかな素材は必要になります。
サテン・ジョーゼット・シフォン・オーガンジー・チュール・レース、そして加工を加えた素材などが多く市場に出ています。

素材が柔らか過ぎると、ピアノやハープのペタルに裾がからみ付く場合もあります。先ず重い素材は避けて、軽い素材を一番にお考え下さい。演目に合った色も大事になります。

2. デザイン

動のあるドレスなので、演奏がしやすいシルエットが良いですね。

  • Aライン(プリンセスライン)
    典型的なタテに切り替えがあり、裾広がりになっているタイプ。
  • 切り替えライン
    ウエスト位置で切り替え(ハイウエスト・ジャストウエスト・ローウエウスト)タイプ。
  • 2ウェイ
    ブラウスとスカート部分に別れ組み合わせができるタイプ。

デザインの種類は多くありますが、ご自身の演奏に支障の無いものをお選び下さい。

切り替え位置には、内側に縫いしろが多く寄っていますので、演奏者にしか分からない不都合を感じる場合もあります。ご注意下さい。スリップドレスのひもは、演奏中の動きの中で肩から外れる場合もあります。ひもの位置がピッタリしているか、体型とのバランスが合っているかという事が大事になりますので注意が必要です。

3. 首から胸辺り

ドレスで一番目に付く所は首から胸辺りで、観客の視線も一番集まります。この辺りがピッタリと身体にフィットしていると、とても素敵に見えます。

ポイントは、胸周りがきつ過ぎず、ゆる過ぎない事で、バストの大小にかかわらず、体型に合った胸周りになっているかどうかです。アンダーバストがピッタリでもトップバストがゆるいと、バスケットのような物入れに見え、ご本人が落ち着かないですし、そうなると観客もなんだかソワソワしてしまいます。

デザインにかかわらず、胸周りをピッタリあわせたドレスは、安心感もあり自然に優雅な行動になります。胸周りをピッタリあわせる事は、静のドレスも動のドレスも同じです。

4. 楽器の演奏がスムーズに行なえる事

演奏用のドレスは、各楽器の演奏がスムーズに行なえる事が大事です。ピアノ演奏やヴァイオリン演奏では動きやゆるみ加減も異なりますので、演奏中の姿勢を知る事も大事になります。

5. 洗濯できる素材

演奏中は大変な汗をかきますので、表地・裏地とも洗濯しやすい素材が良く、自分で洗濯出来る事が理想です。

軽さ・丈夫さ・発汗性・色のきれいさ・自宅洗濯可能などを含んでいる素材は、ポリエステル系が一番と考えています。天然繊維、特にシルクが重宝がられますが、演奏会用のドレスでは後始末が大変な事になり、お薦めしていません。
*シルク素材は静のパーティードレスに重宝します。

ドレス作りにはこのような用途の区分けをして製作に入っています。

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