ドレス製作の途中には必ず仮縫いを入れています。遠方の方でも同じように仮縫いを入れています。

ドレス製作の途中には必ず仮縫いを入れています。
「では、遠方などに居る場合はどのような仮縫いになるのでしょうか?」とご質問をいただきました。

 

ジュニアドレスも大人用のドレスも、ドレスの製作には先ずサイズを頂きます。
このサイズですが、通常の既製品の場合は、7号・9号・11号といったサイズで購入します。ですがオーダーのドレス、特に演奏用ドレスは、こういうサイズだけではドレスはお作りできません。

同じ9号サイズでも、胸の高い人、身幅の厚い人など体型がそれぞれで異なります。バスト・ウエスト・ヒップなど均等に9サイズ・11サイズという方は半数くらいのものです。
その上、演奏用ドレスになると、それぞれの楽器に向う演奏スタイルがあり、長い間の演奏スタイルがそれぞれのお客様の演奏のクセとなって現れます。(この演奏のクセは素晴らしい個性です!)

演奏用のドレスは、「演奏中が一番きれいに見えるドレスであって欲しい」と作り手としても願っています。

 

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ご自宅でドレスの仮縫いができる準備が整いました

仮縫いドレスの準備が整いました。

ご自宅での仮縫い

ご試着いただき実際に演奏をして機能性をご確認いただく為には、ご自宅での演奏が一番です。
演奏家の方々は大変お忙しく、ドレスの打ち合わせや、まして仮縫いの日や時間はなかなか調節出来ないものです。
深夜や朝方にちょっと時間が出来た時、
そんな時にドレスの仮縫いが出来ると嬉しいのではないかとの思いました。

ご自宅で、そしてご本人一人でも簡単に仮縫いが出来る状態にして、ドレスをご自宅にお送りするシステムを行っています。

ご自宅での仮縫いのもう一つの利点は、「試着しながら普段の楽器の練習ができる事」です。
ある程度の演奏をされると、ドレスの着心地の良し悪しが出てきます。体にドレスがどのように馴染むか否か、これが演奏に向くドレスの一番のポイントになります。
ドレスショップでは演奏が出来ませんので、この点がなかなか見つけにくいものです。

演奏中の着心地はご本人でしかわかりません。
ウエディングドレスのように外見に基準を置くドレスは、きちんとしたピン打ちが必要ですが、演奏用ドレスは演奏に支障のないことが最も望ましいです。

写真は、本仮状態ができたドレスで、このようにお送りしています。

ドレスハンガーに入れ ドレス用の箱にてお送りしています。

ドレスの仮縫いは簡単に試着出来るようになっています。
微調整などはお電話・メールなどでご連絡をしております。

多少のピン打ちなどはご自分でもできます。また、ご家族などの厳しい目もきちんとお聞きしながらドレスをお作りしています。

仮縫い時のドレスの輸送は、ドレス箱にてお送りします。
仕上がりの納品時は、無理な箱入れはしません。単品物や無理なく箱に収まるものは箱納品ですが、大きなドレスや装飾品が多く付いたものは、ハンガー納品(ドレスを吊り下げたまま)で納品をしております。

※難しい仮縫いは、2度3度の仮縫いを入れる場合もあります。

仮縫いを入れたドレス作りは絶対の安心があり、この安心をご提供しております。

ドレスの仮縫い 必要性とはどんなもの?

仮縫い:はじめから服を作るときには欠かす事の出来ないものです。

オーダーを頂いたお客様の体型・サイズ・デザイン・シルエットなど、好みは人それぞれ総て違います。
また、同じ既製のサイズ9号でも、体型の違いから服のシルエットが似合わない場合もあります。

「バスト86cm、ウエスト66cmの方は9号」と既成品では試着をしますが、バスト86cmの同じサイズでも体型は色々です。
身幅がしっかりしている人、バストが高い人、肉付きの良い人、骨のしっかりしている人など、体型は人それぞれなんです。
体型が人それぞれだと、身丈・肩幅・ウエスト幅・腰位置など色々な部分も、当然その方によってサイズが異なります。

なぜ、ドレスのサイズをこのように細かくしているのかと申しますと、ドレスは直接肌に接し、その方の体型がそのままシルエットが出るためです。(もちろん、薄めの下着はお召になっていますが)

特に、ドレスは身頃がその方に合っているかで、見栄えが良くも悪くもなります。
ドレスはスカート部分の華やかな部分に目が行き迷いますが、身頃のフィット感が一番大切なのです。
肩位置がなで肩やいかり肩だけでも、全体のバランスに影響が出ます。

【仮縫いとは】

仮縫いとは、単にサイズに合わせるだけではなく、その方の一番良いシルエットを見つける事が目的です。
そこには欠点を補ってより良くなるように、デザインの変更や補強、その方に一番似合う衿ぐり・袖ぐりの確認、袖の雰囲気、お召しになる会場やステージに合うかどうか、ドレス全体のシルエット、大きさ、その方の立ち振る舞いなど注意します。

演奏用ドレスであれば、演奏スタイルに合い、何の心配もなく演奏に集中できる機能性、演奏中の足さばきの良し悪し、観客の方々に好印象を与える気配りなども大切になります。

ドレス作りの提供側としては、素材・色・デザイン・モチーフなどが、お客様のご希望通りになるように十分吟味しななけらばなりません。

まず、ご注文のデザインのイメージがほぼ決まってから、大まかなサイズを頂き、仮縫いの準備をします。

【仮縫い】(トワールと言い 別生地シーチング)

サイズ・シルエット・デザインのイメージを確認をするため、お客様の仮のドレスを作り、試着出来るように準備をします。

写真のような仮縫い(トワール)準備をします。

今回の場合は、ピアノ演奏の方なので、ご自宅で試着をしながらピアノ演奏をして頂きます。
サイズ・機能性・シルエット、衿ぐりのデザイン・演奏中の足さばきなど、全体の確認をして頂きます。(シーチング生地なので、生地の流れや落ち感などは確認出来ません。生地のボリームやドレスの風合いは、本仮縫いで確認します。)

このように演奏用ドレスの場合は、仮縫い、本仮縫いはご自宅での確認をお願いしています。

その理由は、演奏用ドレスは演奏中が一番良い状態であって欲しいので、その時点での機能性をご確認して頂きたいからです。 すぐ試着出来るドレスになっていて、仮縫いの確認ポイントなどは、きちんとお知らせしていますのでご安心ください。

お忙しい演奏者の方々には、ご自宅でご都合の良い時間での仮縫い、演奏をしてのご確認は大変重宝がられています。
このような方法で一回目の仮縫いをして、お客様が安心できる確実なシルエットを頂いています。
*不安や迷いのある方には、この段階で二度目の仮縫い準備もしています。

次のステップで、本仮縫い(実物生地での仮縫い)に入ります。
少しでも不安をお持ちの方は、お気軽にご連絡をお待ちくださいませ。

TEL:076-278-7007 ドレス美露土(ビロード) 担当 湯谷

ドレスの仮縫い どんなもの?

「仮縫い」という言葉は、昨今あまり耳にしなくなりました。

既製品が支流でなかった一昔前は、オーダー服(注文服)が中心で、大人も子供も男性も街の洋装店やご近所の洋裁が出来る人に服を作ってもらっていました。(オーダーと共に仮縫いもありました)

この頃は女性の仕事がさほど多くなく、洋服の仕立が出来る女性は、それで生計を立てていた人が多くいたと聞いています。その後、急激に既製品が入り込み、着易くデザインも良く安価である事で、一気に広がり、オーダー服(注文服)も仮縫いもだんだん影を潜めて行きました。
オーダーという言葉は、今やレストランでの言葉になったり、一部の紳士服にのみに残っているだけのように思えます。

女性の服作りにもわずかに残っている部分はあります。それはデパートのオーダーサロン[高級服ゾーン]と言われている所です。
ファツションが一産業になった今日では、「洋服 = 既製品」とる、日常着から高級服まで総て既製品でまかなう事が出来るようになりました。

しかし、既製品だけではまかなえない分野もわずかにあります。
そのわずかな分野のご紹介をいたします。

 

婦人服のドレス部門の奥にある「演奏用のドレス」について話したいと思います。

一般には、ドレスはフォーマルウェアーの一分野として売り場に既製品(あるいはイージーオーダー)としてコーナーが設けてあります。ウエディングドレスやパーティードレスなどと同じように今回お話する演奏用ドレスも一緒のコーナーのドレスとして扱われています。

演奏者が着る演奏用のドレスには、これからそのドレスを着て臨む、演奏会やコンクールなどの真剣勝負のステージが待っています。
ウエディングパーティーや謝恩会など楽しく時間を過ごす為のドレスとは目的が全く違うのです!

演奏用のドレスは、演奏する人でしか解らないことが多く、不都合な点などはドレスメーカーには声が届きません。なぜなら、既製品は消費者が多い方面にしか向いていないからです。
演奏者にとって既製品のドレスは、実際に演奏する時に不都合な点が多く(機能性が十分でない)、直しを入れたとしても完璧ではなく、着づらいという声をよく耳にします。

ただ、オーダーすれば解決するか?というと、そういう物でもありません。
ではどのようにすれば良いか?

そこで登場するのが、耳になじみのない「仮縫い」であり、
機能性のある演奏用のドレスには、「仮縫いの技法」が要求されます。

 

ドレス売り場では、フォーマルウェアーという一括りの「お直しの」方法の直し方しかしていません。
演奏用のドレスには、プラス 演奏スタイルや演奏時の動きに合わせた機能性が必要になり、お直しではなく「仮縫いの技法」で直して欲しいのです。

「お直し」と「仮縫い」の違いは?

  1. お直しは、「丈が長いので長さを合わせる。身幅がきつい、ゆるいので身幅を合わせる。単にその人に合わせる」方法です。
  2. 仮縫いは、「演奏用ドレスなのかウエディングドレスなのか、その用途に合った機能性を取り入れた技法で仕上る」方法で、それにはある程度の経験が必要になります。

一昔は、「オーダー → 仮縫い」という物作りの工程がありました。既製品に体を合わせる方がスマートになっている今日ですが、演奏用ドレスのようにワークウェアーとして使用する演奏者の方々に合わせる仮縫いの技法は、絶対必要な事と思っています。

見た目に良いドレスを着ての演奏は好印象を与え、安心して音楽を聴いていただけます。そうして「次回もまた聴きに来よう」と言うファンも広がっていきます。
ドレスをお求めの場合は、機能性を取り入れた仮縫いが出来るお店がお薦めです。

美露土も、日々仮縫いの技法を磨くよう努力をしております。

ドレスの本仮縫いとはどのようなものでしょうか?

ドレスの本仮縫い(実物生地での仮縫い状態)

◎仮縫い(トワール)

仮縫い(トワール)でご本人のサイズ、全体シルエット、細部の衿ぐり・袖ぐりなどの確認が出来てから、実物の生地でドレスを組立てて本仮縫いをします。この時、ほぼ完成していて微調整の仮縫いになります。

◎本仮縫いの理由

一回目の仮縫いでは、ご本人のサイズや体型の確認(メジャー測りの数字だけでは分かりません)し、ポイントとなる顔の周辺、衿ぐりや胸周りの雰囲気などがご本人のイメージに合っているかを確認します。
*ドレスは衿ぐりが広いのが特徴です。その開きがその方に合っているかが一番大事になります。
0.5cmの肩広がり、0.5cmの胸ゾーンの深さなどと一番良い位置を見つけたり、シルエットや見た目のシェープさの確認をして頂いてからパターン修正をします。

修正後のパターンから、実物生地の裁断、ドレスの組立てをして本仮縫いに入ります。
実物の生地での仮縫いは、ドレスがほぼ仕上がった状態になっていますので、顔に映える様子や生地の流れ動き具合などを確認して頂けます。
美露土では、実際にご自宅で楽器を演奏してご確認して頂きますので、仕上がり後の不安はなくなります。

また、ホームページに掲載のドレスがご希望であれば、試着ドレスからサイズ・イメージを頂きますので、本仮縫い一回で仕上げます。

仮縫い、本仮縫いと少々面倒ではありますが、
この工程が演奏会やコンサートでの安心につながります。

製作の合間あいまでドレスを確認していただく事で、段々と着やすくなり、そのドレスが馴染み、ご本人のドレスとなって行きます。このドレス作りの工程を味わって頂きたくて、このようなご提案しています。

写真の本仮縫いドレスは、衿ぐり・袖付け・背中心・裾はまだ仕上がっていなく、微調整が出来るようになっています。

ご自分のドレスに愛着を持って本番に臨んで頂くと、確実な安心で実力を十二分に発揮する事でき、聴衆者の方々を魅了できると思います。
コンクールに臨まれる時はなおさらで、安心感のあるドレスをお召しいただき、ステップアップをして頂たいと思います。