演奏するためのドレスとは?

クラシック音楽はヨーロッパの上流の社会のフォーマル(正式)な場所で誕生し、皇帝お抱えの楽師達にいつしか女性も加わったとされています。その時の着用の衣装はその場にふさわしいフォーマルドレスであって、後々クラシック音楽の公の場の正式衣装になったとも言われています。

今日、日本でのフォーマルウェアーは冠婚葬祭のその場にあったものとされていて、特にドレスに関しては結婚式・慶事ごとなどに着用するようになっています。

演奏用のドレスはフォーマルウェアーに属しますが、演奏をする為のドレスとしての機能性が十分あるかどうかが問われます。

ピアノ演奏やヴァイオリン演奏、またはハープ演奏など楽器によって演奏スタイルは異なります。
それぞれの腕の動き、上半身の動き、足の動きなどが演奏機能に合っているドレスが演奏用ドレスとしてふさわしい物だと思います。特にドレス生地の軽さも機能として必要な事です。

また、演奏中には大量の汗をかく場合もあり、汗のべた付きの不快感は演奏力の低下にもなります。
ドレスの素材選びも重要な要素です。美露土では、吸湿発汗性の裏地を使用しています。

これから演奏家をめざす若い方々には、一回一回のコンクールが勝負になります。
安心して演奏にのぞむ事ができるドレスをお薦めいたします。

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演奏用ドレスとは言っても、ピアノとヴァイオリンなど演奏する楽器によってドレスの機能性は全く異なります。

ピアノ演奏

静かに演奏する人もいれば、激しく演奏する人もいます。
小さな時からの練習や訓練で演奏者はそれぞれの個性を発揮する演奏スタイルや演奏姿勢になっていきます。
肩から腕の動きに対応して機能的に作りますが、演奏は少し前かがみにもなる為、「ドレスの背巾の余裕分」にも注意しなけらばなりません。ここに演奏のし易さのポイントがあります。

ヴァイオリン演奏

立ち姿勢や座り姿勢でもほぼ演奏終了まで腕を上げたままの状態が続きます。
ヴァイオリンの場合、演奏のし易さは「肩にどれだ負担がかからないか」がポイントになります。
ドレス生地の重さや体にフィットし過ぎが演奏に負担をかけています。
衿ぐり・胸周りがその演奏者にきちんと合わせてあれば、肩に余裕が出てきます。
衿ぐりが浮くので肩部分を締める方法は逆効果になってしまいます。

演奏用ドレスの場合、素材の選択やドレスの仕立て方がポイントになります。
演奏用ドレスの素材は「ポリエステル系」を多く使用します。
ポリエステルは軽く丈夫で発色が良く、デザイン次第では自宅洗濯が可能なドレスもお作りする事ができるからです。
(*演奏ドレスは洗濯も重要です)

仕立て方では身頃が一番大事になるので、身頃をしっかりさせる為に全面に芯張りします。
身頃がしっかり落ち着いていれば、余計な生地の装飾はいらなくなり軽いドレスになります。
また、腰から下の部分に生地を多く入れても、(動きまわる演奏以外には)ほとんど負担になりません。

キツさや緩さもなく体にフィットして「安心して演奏に集中できるドレスこそが大事である」という考えでドレス作りのご提案させていただいています。

演奏会用のドレスは、各楽器演奏の機能性を十分に踏まえ、ステージ上で見栄えのするデザイン・素材・色なども大切になります。演目やステージの大きさ、コンサートのイメージなど様々な要素をご一緒に考えてドレス作りいたします。
お気軽にご相談ください。

汗をたっぷりかいての演奏はベタ付き感とひんやり感が伴い、体が冷え不快感と共に演奏に集中できなくなる場合もあります。

美露土では演奏はスポーツと同じという考えで、吸湿発汗性の裏地を使用しています。
(*スポーツ素材ほど吸湿性が強くありません)
演奏中のベタ付き感がなく、快適な演奏をして頂くために見えない部分にもしっかり目を配る努力をしております。